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長谷川羽曳野学園では、学園内の生活のすべてを子ども達の治療に関係するものとみなし、児童指導員・保育士、セラピスト、看護師、栄養士・調理員、事務員、医師、学校職員などが専門性を発揮し、かつ連携を図りながら治療的支援を行っています。子ども達は学園で生活をしながら基本的生活習慣を整え、自分の課題に向き合い、対人スキルや社会スキルを身につけていきます。
安心・安全な環境のもとで、規則正しい生活をおくれるように支援しています。また、子どもの抱える課題を明確にし、解決を図りながら子どもに合う「自立」の形に向けていきます。職員は子どもの生活に寄り添う中で情緒の発達を促し、子どもが自分自身の理解を深められるように手助けします。子どもと児童指導員・保育士の関係を作ったうえで、子どもがお互いに育ち合いができるようにグループワークなども行い、社会スキルや他児の考え・気持ちを知ることができるように促し、円滑な対人コミュニケーションができるように支援しています。
子ども一人ひとりに心理療法を行います。遊びやお話などを通して子どもの心を理解し、受容することで、子どもが自分の問題に気づいたり、自ら取り組むことで、成長していくことを支援します。また、子どもの様子を児童指導員・保育士と共有し、子どもの生活がよりよくなるよう働きかけています。
看護師は子ども達の体の状態や、心の状態について定期的に観察し、子ども達の健やかな成長発達を見守ります。服薬治療が必要な場合には、医師と連携しながら薬の調整や薬に関する情報を伝え服薬管理をする役割も担います。
また通院に同行し、子どもの症状を医師に的確に伝える橋渡しの役割を担いつつ、子ども自身が自分の体と心の状態を把握し、自分の症状を医師に伝えられるように援助します。
学園の食事における栄養管理業務を担当しています。園内の職員とも子どもの情報を共有しながら、子ども達の心と体にあわせた食事を提供します。食育を通して、望ましい食習慣を形成し、育ち盛りの子ども達の健やかな成長を支援します。また、子ども達が学園を出て自立した際に必要となる自炊スキルを養うために、食材の購入から調理までの一連の流れを、調理員と一緒に考えながら取り組む活動もしています。